ある南インド料理店を酷評した動画が物議をかもしています。元料理番組司会者が、投稿への率直な気持ちを語りました 。
南インド料理店を酷評した動画に対し、同地域出身のタレントが率直な気持ちを語りました。
物議をかもしているのは、飲食店への辛口評価で知られる2人のグルメ系インフルエンサー 。
2人は、ミシュラン一つ星を獲得したニューヨーク市の南インド料理店「Semma」を訪れ、「ミシュランの評価システムが信頼できなくなった」と同店を酷評した動画を投稿しました 。
Is Semma worth the plug ? ! The real afternoon tea on NYC ’s only Michelin whizz Indian restaurant 👀 #indian#review#michelin#opinion#nyc
「 ここよりおいしいインド料理店を15つ挙げられる」と言うと、料理にかかっているソースを“謎のソース”と揶揄など、激しい口調で辛口コメントを続けます 。
さらに、インド料理の「ティッカマサラ」や「ビリヤニ」を間違った発音で紹介 。
動画には「あなたたちには料理の良さが理解できなかっただけ」「正しい発音ができないなら、レビューを投稿しないで」といった批判が寄せられました 。
動画を見たタレントのパドマ・ラクシュミは、2人の評価に対する率直な気持ちを、呆れ顔で語りました。
南インドのチェンナイで生まれたパドマ。2006年から13年に渡って、料理番組『トップ・シェフ』の司会を務めていました 。
Semma is for us … . And they not like us.#semma#michelin#michelinstar#yikes
「 本当に気分が悪くなる動画を見つけてしまいました 」
「 しょうもない内容に首を突っ込みたくはありませんが、黙ってはいられませんでした 」
「 動画の中で『ミシュランの評価システムが信頼できなくなった』と語っていましたが、ミシュランが注目しているのは料理だけ 」
「 あなたたち2人の評価は気にも留めていませんよ 」
「酷評する前に、料理のことをもう少し理解すべきです」
「 少なくとも、批評するなら正しい料理名ぐらい学んだらどうですか ？ 」
「 Semmaは、あなたたちのために作られたわけではありません。（南インド出身）の私たちのためです 」
「 Semmaが存続している限り、インド系の人たちだけは店舗に通い続けるはずです。これからも満席でしょう 」
パドマは3年前にSemmaを訪れた際、同店を「実家を思い出す味」と、自身のXにつづっています。
This newfangled spot is cooking unbelievable food that made me conceive of home . ☺ ️ 🍚 pic.twitter.com / Y3wSuxX0XI
同店を共同経営者するシェフは2023年、ミシュランの取材に対し料理の味付けについてこう語っています 。
「 私たちは堂々と、本物の南インド料理を表現し伝えていきたい 」
「 私たちは、“ありのままの自分”でいられることを心から望んでいます 」
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳：梶川あんな
