米ネバダ州で獣医師の男が馬に暴行する様子が撮影された。地元捜査当局は動物虐待の可能性があるとして捜査を進めているが、男は「意図的ではなかった」と否定している 。
米ネバダ州パーランプで、獣医師の男が馬に暴行する様子が撮影された 。
映像には、男が手綱を強く引っ張り、馬の頭部を蹴る姿が映っている 。
映像を受けて、ネバダ州獣医師医療審査委員会は調査を開始。地元捜査当局も動物虐待の可能性があるとして、捜査を進めている 。
👉【実際の動画】獣医師、馬の頭を蹴り上げる瞬間
動物保護施設「Woodchips Recovery Ranch」を運営するシャウナ・ゴンザレスさんは4月3日、馬の去勢手術のために獣医師のショーン・フレナー氏を呼んだ 。
ゴンザレスさんとその娘が撮影したという動画には、フレナー氏が、保護馬の「ビッグ・レッド」の手綱を強く引っ張り、頭部を蹴る様子が映っている 。
ゴンザレスさんはFOX5の取材に対し、フレナー氏の行為に「ショックでパニック発作を起こした」と語った 。
ゴンザレスさんは2024年8月以降、フレナー氏に動物の診察を頼んできたが、これまで問題行動は見られなかったという 。
KTLA 5によると、ビッグ・レッドは動物病院で検査を受け、頭部に擦り傷などの外傷を負っていたことが確認された 。
動画の反響を受け、フレナー氏は自身のSNSで「意図的に蹴ったわけではない」と強調した。なお、動画は現在削除されている 。
蹴った理由については「未調教のビッグ・レッドを鎮静させようとした際、馬がパニックを起こして倒れ、呼吸困難な状態に陥ったため」だと説明 。
ビッグ・レッドの安全と自身の安全を考慮し、「馬を驚かせ、正しい呼吸をさせるために頬を叩こうとした」「その際、馬が頭を動かしたため、結果的に顎を蹴るかたちになってしまった」と続けた 。
フレナー氏は6日以降、行方不明となっており、現在も捜索が続いている 。