5月の第二日曜日は母の日。プレゼントや何をしたらいいか悩むという人もいるのではないでしょうか。母親たちが「家族にやってもらえたら嬉しいこと」について、ベビーシッターや家事代行サービスを手がけるキッズラインのアンケート調査結果をご紹介します 。
ベビーシッターおよび家事代行のマッチングプラットフォームを提供するキッズライン(東京都港区)は、0歳から17歳の子どもをもつ親を対象に「母の日」の家事育児や「やってもらえたら嬉しいこと」に関するアンケートを実施し、結果を公表しました。4月30日のプレスリリースをもとにご紹介します 。
去年の母の日…家事育児の「負担は変わらなかった」と答えた母親が8割
「 昨年(2024年)の母の日は、1日を通して家事や育児の負担は通常の日と比較してどうでしたか?」という質問に「普段と家事育児の負担は変わらなかった」と答えた人の割合は80.1%と最も高く、中には「むしろ負担が増えた」と感じた人も2.5%いる結果となっています。さらに「覚えていない」と回答した人の割合は11.7%で、「母の日が特別な1日として印象に残っていない家庭も少なくない」と分析しています 。
母の日に「家族にやってもらえたら嬉しい」ことの1位は「ひとりで過ごす時間の確保」
今年の母の日に「家族にやってもらえたら嬉しいこと」を複数回答で質問したところ、最も多かったのは「ひとりで過ごす時間をつくってもらいたい」という回答で43.8%にのぼりました。次に「『ありがとう』など感謝の言葉をもらいたい」が34.2%、「食事の準備をしてほしい」が26.9%と続く結果となりました。また、「手紙やメッセージをもらいたい」が22.0%、「プレゼントをもらいたい」が15.5%となるなど、「気持ちを伝える形のギフトも一定の支持」を集めているとする一方で、「朝起こさないで、ゆっくり寝かせてほしい」が20.2%、「家事・育児の段取りを自分に聞かず、自発的に動いてほしい」が13.4%となっており、時間の使い方や家事育児について母親からの“切実な声”が寄せられたと分析しています。これらの結果から、「母の日に本当に求められているのは、『感謝の言葉』だけでなく、日々の負担を軽くする“具体的な行動”であること」がうかがえるとしています 。
「マッサージ・整体」「美容院」に行きたいに続き、「睡眠をとる」も上位に
「 ひとりで過ごす時間をもらえたら、何をしたいか」という質問に対しては、「マッサージ・整体」が21.9%と最多で、次いで「美容院」が8.6%となったほか、「睡眠をとる」が7.9%、「何もせず過ごす」が7.9%と同率で続く結果となりました。これらを踏まえて、母親たちが「ひとりの時間」で求めていることについて、「日常的に自分のケアや休息が後回しになりがちな中で、“ただ休む”ことへのニーズが強く表れている結果」だと分析しています。“理想の母の日”についての自由記述では「朝昼夜の献立と、子どもたちの予定(どこへ遊びに連れて行ってどこでご飯を食べさせるか)を考えずによい一日を過ごしたい」「母の日だから特別なことは求めていない。それより日々の食事を手伝ってほしい。ただ、ねぎらいの言葉をひと言もらえたら、それだけでとても嬉しい」などの声も寄せられました。これらの調査結果から、キッズラインは「今年の母の日は“何をあげるか”ではなく、“どう過ごしてもらうか”を家族で話し合ってみてはいかがでしょうか」と提案しています 。
【調査概要】
調査主体:株式会社キッズライン調査期間:2025年4月14日〜4月20日調査対象:0~17歳の子を持つ母親605名調査方法:インターネット調査