文房具の「ゼブラ」など社名やロゴに動物が入る企業が、野生生物の保護ためのプロジェクト「SAVE OUR SYMBOLS CHALLENGE」を5月1日から開始しました 。
動物をモチーフとした商品やキャラクターは人気ですが、そうした「動物好き」の人であっても野生生物の保護に関心があるとは限りません。社名に動物名が入る文房具の「ゼブラ」など16社は、野生生物の保護に向けた啓発プロジェクト「SAVE OUR SYMBOLS CHALLENGE」を5月1日から開始しました。特設サイトでは「生きものは、社名やロゴ、キャラクター、パッケージとなって、私たち企業を支えてくれる、かけがえのない存在。それなのに人間の暮らしが影響して、自然環境は変わり、生態系バランスが崩れてしまっている」と訴えかけています 。
普段から動物グッズを買う人は約6割
「 preserve OUR SYMBOLS CHALLENGE」事務局による意識調査では、「普段、動物をモチーフやキャラクターにしている商品は買うか」という質問には57.3%が「はい」と答えました。女性では65.5%にのぼります 。
野生動物に関心ないが6割。積極的に知ろうとする人は約2割
一方、「普段から野生動物に関心をもてていますか」という質問には、60.5%が「関心を持っていない」と回答。「野生動物のことを知る機会を積極的に作っていますか」という問いには、78.0%が「いいえ」と回答しています 。
キリンやライオンの絶滅危機、認知度低く
また、「絶滅の危機にある動物」を尋ねる質問では、「パンダ」(54.3%)や「ゴリラ」(51.4%)は認知度が高い一方、「キリン」(18.3%)や「ライオン」(21.2%)などは、なじみのある動物でありながら認知度が低いことが分かりました 。
対象商品の購入で、野生動物保護の団体に寄付
プロジェクトでは、小中学生向けの「探究学習プログラム」や、寄付と連動した「買い物キャンペーン」などが行われる予定です。5月1日から31日まで開催される買い物キャンペーンは、楽天の特設サイトで協賛企業の対象商品を購入すると、購入額の1%が野生動物保護に関わる団体に寄付され、消費者もクーポンがもらえる仕組みとなっています。対象商品は「ネスレ」(鳥のロゴ)のコーヒーや「ライオン」の洗剤、「シャークニンジャ」の家電などとなっています 。
【調査概要】
調査主体:SAVE OUR SYMBOLS CHALLENGE事務局調査名:動物に対する意識調査実施時期:2025年4月調査方法 : インターネット調査調査対象 : 全国の20代から60代の男女595人
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