フランス・パリの路上で誘拐未遂事件が発生。幼児を含む3人が軽症を負った。誘拐の一部始終をカメラがとらえている 。
フランス・パリの路上で、覆面を被った何者による誘拐未遂事件が発生した。恐怖の一部始終をカメラがとらえている。 👉 【映像を見る】悲鳴が何度も … 現場は物々しい雰囲気に。襲撃の一部始終がこちら事件は13日朝、パリ11区の市街地で起きた。全身黒ずくめの3人組が、幼児を含む3人を襲撃。男性が子連れの女性を守り、必死に抵抗している。別角度からの映像には、犯人が武器や銃のようなものを持っている。連れ去られる直前、通行人が駆けつけ、犯人たちを追い払った。3人は病院に搬送されたが、軽症だという。フランスの公共放送によれば、誘拐未遂に遭った女性は、フランスの暗号資産取引所「ペイミウム」の共同設立者の娘とみられている。このところ、フランス各地で暗号資産関連の人物を狙った誘拐事件が多発。BBCによると、今年すでに類似の誘拐事件が3件起きていたという。今年1月には、暗号資産会社「レジャー」の共同創業者デビッド・バランド氏とその妻が連れ去られた。バランド氏は発見されたが、指1本が切断された状態だった。5月上旬に起きた3件目は、仮想通貨の大富豪の父親がパリ郊外で誘拐、身代金を要求された。この男性も発見時、指1本が切断されていた。フランスの公共放送によれば、事件を受けて、ブルーノ・ルタイロー内務大臣は「私たちは共同で対策を講じなけえればならない」と発言。今後、暗号資産の専門家と会談し、さらなる事件を防ぐ手段について話し合うと約束した 。