機体を開発したSkyDrive社の福澤知浩CEOが報道陣にあいさつ。「百年に一度のモビリティ革命で、空の移動を日常的にできるモビリティを作っていきたいと考え、この『空飛ぶクルマ』を開発しています」と語りました 。

株式会社SkyDrive(愛知県豊田市)は4月9日、大阪・関西万博で運航予定の「空飛ぶクルマ」のデモ飛行を実施しました。

この日、大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)の万博会場はメディアデーとなり、国内外のメディア関係者約4500人が参加。SkyDriveは、パイロットが乗らない無人飛行の様子を披露。会場内の離着陸場から垂直に約5メートルほど浮上、約4分間にわたって飛行しました。万博を主催する日本国際博覧会協会の資料によると、SkyDriveは乗客を乗せないデモ飛行を万博期間中に複数回実施予定。4月13日の万博開幕に合わせた実施を調整しているほか、7月中旬から8月下旬にかけて夢洲〜中央突堤の2地点間もしくは周回飛行を計画しているそうです。【 👉 動画を見る】万博会場をふわりと浮かぶ「空飛ぶクルマ」SKYDRIVEがこれだ !

「空が日常的に使える世界を目指す」開発会社のCEO

今回の「空飛ぶクルマ」の正式名称は、社名と同じ「SKYDRIVE(スカイドライブ)」。バッテリーで駆動する12基のモーター・ローターを備えたマルチローター機。パイロット1人と乗客2人が搭乗でき、最大巡航速度は時速100kmほどだそうです。同社の代表取締役CEOの福澤知浩さんは、デモ飛行に先立って報道陣に次のようにあいさつしました。「百年に一度のモビリティ革命で、空の移動を日常的にできるモビリティを作っていきたいと考え、この『空飛ぶクルマ』を開発しています」空飛ぶクルマが既存のヘリコプターと違う利点について、福澤さんは電動であることで騒音が約3分の1に抑えられるほか、地球環境に優しく、複数のローターがあることで自動運転を導入しやすいことを掲げました。当初はパイロットが搭乗予定ですが、2030年を過ぎたあたりには乗客3人を載せて自動運転する方針だそうです。福澤さんは今後の展望を以下のように述べました。「ビルのヘリポートだけでなく、ショッピングセンターの屋上などにも空飛ぶクルマであれば停まれるので、大阪だけでも100弱程度の施設で利用できるようになります。空が日常的に使える世界をめざします 」

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機体を開発したSkyDrive社の福澤知浩CEOが報道陣にあいさつ。「百年に一度のモビリティ革命で、空の移動を日常的にできるモビリティを作っていきたいと考え、この『空飛ぶクルマ』を開発しています」と語りました。

万博会場をデモ飛行する空飛ぶクルマ「SkyDrive」(2025年4月9日撮影、BuzzFeed Japan)

卵を割ったイメージ写真(Lovelypeace / Getty Images/iStockphoto)

赤ちゃんがプレイマットの上で、複数のおもちゃと一緒に遊んでいる様子。

九州各県の地図(Elico-Gaia / Getty Images)

卵を持つイメージ画像(TWT24 / Getty Images)

ありえない姿勢でご飯をたべるもなかまるちゃん / 名犬もなかまるさんのX(@meikenmonaka0)より