インバウンド(訪日旅行)のプロモーションを手掛ける会社が、アメリカ向けに「大阪・関西万博」の需要を調査するアンケートを行いました。海外の人からみた、「万博に行きたい理由」「行きたくない理由」にはどのようなポイントがあるのでしょうか 。

インバウンド(訪日旅行)の行き先として、「大阪・関西万博」はどの程度、魅力的なのでしょうか。海外向けプロモーションやリサーチを行う「ビヨンド」(東京都江東区)が、大阪・関西万博に対する外国人の考えについて調査し、結果を公表しました。5月15日のプレスリリースをもとに紹介します 。

主にアメリカ人の回答

今回の調査はアメリカを中心に行なったもので、回答者104人のうち約94%が米国居住者です。それ以外では、イギリス、フランスなどの居住者の回答も含まれています 。

幅広い年代が回答

回答者の年齢は30、40、50、60代がそれぞれ約2割ずつとなっています。20代も11.5%います 。

61.5%が「とても行きたい」と回答

「 大阪万博へ行きたいですか?」との質問に、61.5%が「とても行きたい」と回答。「行きたい」と合わせると約8割に達しました。一方で、「行きたくない」「絶対行きたくない」という回答は合計6.7%でした 。

「万博自体に興味がある」が68.3%で最多

調査では、「大阪万博に行ってみたい理由」、「行きたく無い理由や行くことへの不安」というポイントについても、複数回答可の形で聞いています。「行ってみたい理由」としては、「万博自体に興味がある」が68.3%で最も多く、次いで「テーマに興味がある」と「万博のように特別なことを楽しみたい」が54.8%で並びました。また、45.2%が「日本のイベントはレベルが高い」を理由として選んでいます 。

行きたくない理由の最多は「コストがかかる」

「 行きたくない理由や行くことへの不安」を尋ねる質問では「交通費、チケットなどコストがかかる」が60.2%で最多に。次いで「混みそう」が43.3%、「情報が少ない」が32.5%でした。調査の結果を受けて、ビヨンドは「外国人向けの情報の少なさが、『行きたくない』或いは『不安』という感情に繋がっている」「すぐにでもインバウンド向けの情報発信の必要性が感じられる」とまとめています 。

【調査概要】

調査期間:2025年4月5日~4月9日有効回答数:104人(対象国:アメリカ、フランス・18歳以上・男女)アンケート取得方法:インターネット調査(Japan Concierge調べ )

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インバウンド(訪日旅行)のプロモーションを手掛ける会社が、アメリカ向けに「大阪・関西万博」の需要を調査するアンケートを行いました。海外の人からみた、「万博に行きたい理由」「行きたくない理由」にはどのようなポイントがあるのでしょうか。

欧米向けアンケート調査で大阪万博に対する興味が約8割、ナイトタイムコンテンツにも関心。背景は大阪の繁華街。

居住地に関する円グラフ。94.2%がアメリカ、その他はイギリス、フランス、エチオピア、日本。

年齢別割合の円グラフ: 18歳以下から70代までの割合が示され、20代が22.1%で最多。

「大阪万博に行きたいですか?」についてのグラフ。最も多い回答は「とても行きたい」61.5%。

大阪万博に行きたい理由のグラフ。テーマや興味がある、最新技術を見るためなどの回答が含まれています。

行きたくない理由と不安点のグラフ。交通費が高い、内容に興味がない等が上位。

来場客でにぎわう大阪・関西万博の会場(時事)

エアコンを使用するイメージ(Bymuratdeniz / Getty Images)

犬に人差し指を鼻にタッチされているイラスト。テキスト: ゴルに、ついやってしまうこと。

Kaorinne / Getty Images

ふて寝をするあんみつちゃん(猫は液体さんのXアカウントより)

カメラに止まるエナガのヒナ(daffy@お散歩探鳥&遠征探鳥♪さんのXアカウントより)