マッチングアプリを経営する「ハッピーメール」が“五月病”について調査。経験者の原因や症状、不調からの抜け出し方について、結果を公表しました 。

マッチングアプリ「ハッピーメール」を運営するアイベック(福岡市中央区)は、「“五月病”に関するアンケート調査」をアプリ上で実施し、結果を公表しました。5月8日のプレスリリースを元に、経験した人の割合や原因だと思う事、実践した抜け出し方などを紹介します 。

アイベックスは五月病について、「5月の大型連休が明けた頃に起こる心身の不調を指す」が「医学的な病名ではありませんが、一般的に広く知られている言葉」と説明。「ゴールデンウィークが明けた頃に『体がだるくて何もしたくない』『学校や会社に行きたくない』という状態になったら、五月病の可能性」があるとして、原因を突き止め適切に対処することが大切だと警鐘を鳴らします。今回のアンケート(成人男女200人を対象)では、「五月病を経験したことがある」と答えた人は約6割。半数以上の人が五月病を経験したと回答しました 。

アイベックのプレスリリースより

原因は「人間関係の悩み」が最多に

今回「五月病を経験したことがある」と回答した118人に原因を聞いたところ、「人間関係の悩み」と回答したのが47人で最多に。次いで「出社へのストレス(39人)」「気温の変化(12人)」「入社・転職・人事異動などによる環境の変化(11人)」「業務過多(9人)」と続きました 。

どのような症状が出たかという質問(複数回答可)には、「無気力な状態が続いた」と回答した人が70人で最多に。次いで「倦怠感(66人)」「不安感を抱いた(41人)」「不眠(40人)」「思考力の低下(39人)」「頭痛(29人)」「食欲不振(28人)」と、さまざまな症状が上げられていました 。

症状を自覚したらどうすればいい? 経験者に聞くと

また、五月病から抜け出すためにどのようなことをしたかを聞いたところ、「リラックスすることを心がけた」と回答した人が56人と最多に。「規則正しい生活を送るようにした(52人)」「十分な休息をとった(50人)」「適度に運動した(36人)」「不安や悩みを身近な人に相談した(31人)」「趣味に没頭した(23人)」と続き、「ゆっくり休む時間を作ったり、生活習慣を変えたりすることで、ストレスや疲れを緩和するよう努めた人が多い」とのことでした 。

最後に、回復までの期間を聞いたところ「1ヶ月未満(43人)」「1ヶ月以上2ヶ月未満(54人)」と回答した人が合わせて約8割を占めていたとのことでした。その一方で「2カ月以上3カ月未満(16人)」「3カ月以上6カ月未満(3人)」「6カ月以上(2人)」と、なかなか抜け出せず症状が深刻化する場合もあり、その場合は医療的なケアが必要だとして、「いくつかの症状が2週間以上続いていたりする場合は、医療機関の受診を検討しましょう」と勧めています 。

【 調査概要】調査会社:株式会社アイベック調査実施主体:ハッピーメールアンケート母数:男女200名実施日:2025年2月20日

「五月病を経験したことはありますか」アイベックスのリリースより

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「どのような症状が出たか」アンケート結果 アイベックスのリリースより

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「回復までの期間」 アンケート結果 アイベックスのリリースより

鳩サブレー(豊島屋)/Amazonより

水洗いされているもやしのイメージ写真(Hanasaki / Getty Images/iStockphoto)

新幹線車両内のイメージ(Andrey Shalari / Getty Images/iStockphoto)

荷物棚のイメージ画像(Irina Shatilova / Getty Images)

ポカリスエットブランドの製品(画像は大塚製薬のプレスリリースより)