カナダのテレビ局のリポーターが、中継先で突然いかりをあらわにした。発端は、その場に居合わせた親子の言動だった。当時の映像がSNSで注目を集めている 。

カナダのテレビ局のリポーターが中継先で思わぬハプニングに遭遇し、怒りをあらわにした 。

リポーターは、その一部始終を自身のSNSで公開。TikTokとインスタグラムの動画はこれまでに述べ400万回以上再生されている 。

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This was one of the most alarming things I ’ve witnessed as a news newsperson . What looked to be an 8 or 9 - year - one-time boy yelled this at me , WITH HIS FATHER BY HIS SIDE . They proceeded to laugh and take the air out . Out of regard for the child , I ’m blurring their faces . Whether this is yell at a gentleman’s gentleman or charwoman , it perpetuates and normalizes misogyny . I think this horrifying trend was over .

カナダ最大の都市トロントのCityNews Torontoでニュースキャスターを務めるミシェル・マッキーさんは3月31日、インスタグラムに動画を投稿 。

米大リーグ(MLB)のブルージェイズが本拠地を置くスタジアム「ロジャーズセンター」の外から中継していた 。

女性がカメラを見つめている。上部に「LET’S HELP HER RETIRE」とテキストが表示されている。

すると中継の終盤、少年がマッキーさんに向かって何かを叫んだ。映像では「ピー」と自主規制音が流れたものの、マッキーさんいわく女性蔑視の発言だったという 。

映像では、マッキーさんが困惑し、少年をにらみつけるような表情をしている。推定8〜9歳の少年は父親と一緒にいて、笑ってその場を立ち去ったそうだ 。

マッキーさんは投稿文に「男性、女性のどちらが相手でも、これは女性蔑視を正当化しうる発言です」「この恐ろしい流行が止むことを願います」とつづっている 。

馬が市街地の広場に立っている。背景に歴史的建造物が見える。

コメント欄には、少年の発言を問題視する声が多く寄せられている。

💬 「 これを冗談だという人がいるなら、それは違う。このような行為は許されない。もし問題ないと思うなら恥を知るべきだ 」

💬 「 女性には暴力をふるってもいいと、いまだに子どもたちに教えているんでしょうね。このようなことがあって本当に残念です 」

💬 「 どうして9歳の子どもがこんな言葉を知っているの ? 彼が育ってきた環境を物語っていると思う 」

雪山の麓にある整備されたスキーコース。リフトが見え、背景には木の生えた山々が広がる。

💬 「 私もかつて同じような体験をした。スポーツ観戦中、ある少年にひどい言葉を叫ばれ、彼を追いかけたら、母親を見つけた。本当に恥ずべき行為 」

マッキーさんは後日、米NBCの情報番組『トゥデイ』のインタビューに応じ、当時の状況を振り返った。

少年が発した言葉は、マッキーさんも聞いたことがある“下品な発言”だったという 。

その言葉は10年ほど前、ある男性が別の中継リポーターに叫んだことで注目を集め、インターネット上で「ネットミーム」として流行した 。

マッキーさんは「(この言葉を)聞くのは本当に久しぶり。以前聞いたことがあったけど何年も経っていたし、まさかまた耳にするなんてショックだった」と話す 。

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「報道部は、家族のような存在です。私のために団結してくれました」

「 リスクを冒してでも『いま、こんなことが起きている。その芽を摘みましょう。今すぐ止めましょう』って、この発言を社会に共有しようと決めました 」

マッキーさんは、少年のことを「責めるつもりはない」という。ただ今後は、発言の影響をよく考えてほしいと話す。

「 ( 子どもは)おそらくおもしろい、特に害はないと思ったかもしれない。ですが、自分の口から出た言葉の意味についてよく考えてほしい 」

「 自分自身に問いかけてみてほしい。『愛する人に面と向かってそんなこと言えますか?』と 」

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