米オレゴン州の海岸に、同地域ではあまり見かけない深海魚「ミズウオ」が漂着。地元の水族館が写真を公開し、その見た目に注目が集まっている 。
米オレゴン州の海岸に、同地域ではあまり見かけない深海魚が漂着。地元の水族館が写真を公開し、その見た目に注目が集まっている。 👉 【画像を見る】ゾクゾクする … … 。漂着した深海魚「ミズウオ」の写真がこちら同州シーサイド水族館は4月24日、公式Facebookに、浜に打ち上げられたミズウオの写真を投稿。「美しい大きな目、鋭い牙のような歯、蛇のような体つき」とつづった。さらにミズウオの胃の内容物も公開。イカやタコ、小魚を丸呑みしたようだ。USA TODAYによれば、水族館を訪れた客が、打ち上げられたミズウオの写真を見せてきたという。同館のスタッフで“魚マニア”のブースさんは、それを見て現場に向かったと話す。「彼が写真を見せてくれたとき、ミズウオはとても活きが良く、素晴らしい標本になると思いました」ブースさんによると、ミズウオの肉は「ゼラチン質ので、カモメの大好物」だそう。そのため、「無傷で状態のいいものを見つけるのは難しい」と話す。ミズウオの生態については、まだ謎が多い。。だが水族館は投稿で「何を食べているか科学者が調べることで、時間とともに海洋の食用網がどう変化するかよりよく理解できる」「エルニーニョやラニーニャ現象がもたらす食用網の変化の理解にも役立つだろう」と期待を寄せた。アメリカ海洋大気庁(NOAA)によれば、ミズウオは体長2m以上に成長し、水面下約200〜1000メートルにある「トワイライトゾーン」と呼ばれる中深層でエサを捕まえる。主に熱帯・亜熱帯海域に生息する一方、エサを捕まえるため、アラスカ州のあるベーリング海付近(亜寒帯海域)まで北上する。プラスチックなどの海洋ゴミを食べることもあるという 。
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