人気漫画『ぼのぼの』のキャラクターたちが、「カスハラ」について啓発する冊子を消費者庁が制作しました 。

「 お互いさまって   お互いがそう思わないと   お互いさまにならないんだ」4月11日、消費者庁は、いがらしみきおさんによる漫画作品『ぼのぼの』のキャラクターとコラボした啓発冊子「カスハラってなんのこと?」を公開しました 。

キャラクターたちが「カスタマーハラスメント(カスハラ)」について解説するという内容で、「幅広い対象が共通認識を持ち、その発生を防止する」のが狙いだとしています。 👉 【ぼのぼのが解説】カスハラってなんのこと ? 啓発冊子を見る

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人気漫画『ぼのぼの』のキャラクターたちが、「カスハラ」について啓発する冊子を消費者庁が制作しました。

カスハラについて消費者庁は、特設ページ、「カスタマーハラスメント防止のための消費者向け普及・啓発活動」にて、「顧客や取引先等からのクレーム・言動のうち、要求内容の妥当性に照らして、​『要求を実現するための手段・態様が社会通念上不当なものであって、手段・態様により、​労働者の就業環境が害されるもの』」と定義。消費者が、消費者市民社会の一員として事業者に適切に意見を伝えることは「事業者が提供する商品・サービスの改善を促すことにつながり、特に、事業者の問題行動等に対する申入れは、消費者の正当な権利の行使」と、適切に意見を伝えることは“消費者の正当な権利”とする一方、「従業員等に対する暴行、脅迫、ひどい暴言、不当な要求等の著しい迷惑行為は、従業員等に精神的な苦痛をはじめ、時間や金銭等多大な損害を招き、その就業環境を害するもの」と、度を越えたものに関しては“著しい迷惑行為”だと解説しています 。

特徴的なセリフで啓発「多分な、お互い正しいんだと思う」

この冊子では、主人公のラッコの子ども「ぼのぼの」と、その友人たちが登場。「スナドリネコさん」に、カスハラについて詳しく教わるというストーリー仕立てで展開します。労働者と消費者、それぞれの目線で事例を解説し、「見方を変えれば見え方が違う」としたうえで、 🗣 ️ 「 ニッポンでは世の中の仕組みが急激に変わっているなかで、お客と店員・お店の関係もギクシャクしがち」 🗣 ️ 「 『 勘違い』と『すれ違い』を双方が無くすようにしていけば、カスハラは防げるんじゃないだろうか」 🗣 ️ 「 多分な、お互い正しいんだと思う」などと、カスハラについて解説、理解を深める内容になっています。コラボは『ぼのぼの』公式Xアカウントでも告知され、こちらには、 💬 「『お互いさまって   お互いがそう思わないと   お互いさまにならないんだ 』   いい言葉だね」 💬 「全国で配布すべき」 💬 「すご!!!絶対に冊子もらってこよ!!」など、多くのコメントが寄せられていました 。

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漫画「ぼのぼの」第1巻の表紙には、森の中で座っているラッコ親子が描かれています。

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