馬の靴屋さんが磨き上げた、光を反射してツヤツヤと輝く、美しすぎる馬のひづめの写真がSNSに投稿されました 。
「 ひづめも磨けば輝きます」そんな一言が添えられた、ツヤツヤに光り輝く馬のひづめの写真がXに投稿されました。投稿には「すごい」「美しい … … 」といった声が寄せられ、約1万件の“いいね”も集まっています 。
蹄も磨けば輝きますpic.twitter.com/op2jW5SgRo
馬の靴屋さんが磨き上げた、光を反射してツヤツヤと輝く、美しすぎる馬のひづめの写真がSNSに投稿されました。
4月22日、「馬の靴屋さん おたけ」さんはX(@soutei_jp)に、3枚の写真を投稿しました。写真には光を反射してツヤツヤと輝く、思わずため息が出てしまいそうなほど美しい、馬のひづめが写っています 。
おたけさんは蹄鉄を装着する、ひづめを切るといった馬のひづめ周りの管理を行う「装蹄師」。日頃から競走馬のサラブレッドや、乗用馬の装蹄を行っているそうです。あまり数は多くないものの個人が飼育しているポニーなど、小型の馬の削蹄を行うこともあるのだとか 。
今回投稿された写真は金沢乗馬クラブで撮影された、乗用馬として活躍しているサラブレッドのひづめなのだそうです。磨き上げられてツヤツヤと輝くひづめを見るだけで、馬が健康であること、本当に大切にされていることが伝わってくるようですね !
SNSでも大反響🏇✨
ツヤツヤに光り輝くひづめには、 💬 「衝撃的すぎた、実際に見に行きたい!」 💬 「すごい、上等の黒檀みたい」 💬 「ほれぼれしました、ありがとうございます」 💬 「おウマさんもオシャレは足元からですね!ピッカピカでキレイ~!!」といった、たくさんのコメントが寄せられていました 。
BuzzFeedは馬や装蹄師の仕事について、投稿主さんにお話を聞いてみました。
――馬のひづめを磨いたり、別の投稿にあるジェルネイルをしたりすると、馬にとってどのようなメリットがあるのでしょうか?「ひづめを磨く大きなメリットは、見た目がよくなることです。ひづめへの装蹄は1カ月半に一回ほど行うのですが、視覚的にキレイだと、その期間に馬を管理する方がひづめに関心をもつきっかけとなります」「また馬のひづめを洗う際に表面がなめらかだと手などを傷つけることがなく、汚れが付着しづらいというメリットもあります」「“ジェルネイル”と例えている処理については、馬のひづめも人と同じように、姿勢の癖などによって外反母趾のような異常な形状になってしまうことがあります 」
「 写真のひづめは左前足のものですが、処置前は外側に流れているのが見受けられるかと思います。蹄鉄は中央に合わせて装着してあるのですが、その理想的な形に擬似的に近づけて姿勢を矯正していき、正常なひづめの状態になるように促すために処置をしています 」
――今回の投稿に多くの反響が寄せられていますが、馬や装蹄師にあまり関わったことがない方に対し、伝えたいことや知ってもらいたいことはありますか。「私自身が牧場を運営しており、所有している馬に乗り趣味程度に乗馬もしているのですが、馬という動物は歴史的にも人との関わりが深く、現代でも競馬やオリンピックの馬術競技があることから、意外と身近な存在なのではないのかなと考えています」「私自身すごく馬が好きですし、馬は人を健康に、幸せにしてくれる動物なのではないかとよく考えています。大きな動物が人に寄り添ってくれるのは、他の動物とはまた違う魅力があると思います 」
「 装蹄はそんな馬たちの健康を維持するために、きっと重要な仕事だと思っています。日本の装蹄技術はまだ欧米諸国に劣ることを自負しており、優れた技術があれば救える馬も多くいることを、身をもって経験しております。まだまだ伸びる分野と思うとやりがいもあり、よい仕事なのではないかと思っています」「関心を持ってもらえることが業界のレベルアップに寄与できるのでは、と考えてSNSの投稿に尽力しているところもあるので、ぜひ応援していただけるとうれしいです 」
・・・・・おたけさんがツヤツヤに磨き上げたひづめを見て、馬や馬のひづめに興味を持った人もいるのではないでしょうか。興味が湧いた方は美しく輝くひづめや、馬たちの写真が多数投稿されている、おたけさんのX(@soutei_jp)をチェックしてみるとよさそうです 。